思い出とできること…

4月も終わりかけているというのに、まだまだ寒い…
そして、満開を楽しむ間もなく、散りゆく桜に哀愁を感じる…

どうも、赤ざくです

4月21日、田中好子さんの訃報が、一斉に報道された…
享年55歳、乳がんの転移による病死…
早すぎする死を痛む報道が、今朝のニュースのトップで流れていた
死を悲しむ暇もなく報道陣に取り囲まれる夫の小達氏…
つくづく思うが、芸能人だからといって訃報の報告をああも大々的に
やることが、故人のためになるのだろうか…?
ファン心理としては、詳細を知りたいと思うだろうが、遺族としては
どうなのだろうか…

奇しくも、数年前に永眠した私の母の名前も好子

亡くなった年齢も、死因まで一緒とあれば、母を思い出さざるを得ない


その当時、まさか母があそこまであっさりと亡くなるとは思っていなかった
乳がんの宣告、手術、7~8年の間を空けて、転移発覚、入院…
奇跡の回復を見せ、一時は仕事に復帰するも、1年後に体調不良で再度入院

入院後、たったの1週間で、この世を去ってしまった


あんなに肩を落とした父を見たことなかった

あんなに悔しがる兄を見たことなかった

あんなに悲しい笑顔の弟を見たことなかった

あんなに強い顔の妹を見たことなかった


あんなに泣いたことはなかった


あの頃は、もっと早く母の異常に気付いてやれたらと
悔やんでばかりいたが、今では納得している
母が一生懸命生きて、築きあげてきたことが
分かるようになったから…

亡くなってからの1週間の記憶はほとんどない
気が付いたら、母は骨になり、お墓に入り、眠りについていた

勝手な想像だが、田中好子さんのご家族も
まだまだ心の整理がついているとは思えない
そこへきて、あの報道陣…

そっとしておいてあげることはできないものか…

きっと、スーちゃんもまだまだやりたいこと
伝えたい事があったことだろう…

私が知っている貴方の姿は、ほんの少しだけど
最後の最後で、大切な何かを思い出させてくれました
心からのご冥福と安らかな眠りを…

ご遺族の方もくれぐれもご自愛を…

どんなに悲しくても
残された人には、後片付けしか出来無いのだから

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